イエスとの出会い『天幕伝道会から教会へ』

終戦から数年後、近くの焼け野原大きなテントが立てられ、キリスト教の集会がありました。興味を覚えて行ってみました。その時のお話しは覚えていませんが『沖に出でよ』という歌が今でも耳の底に残っています。それ以後、熱心に勧められて教会に通うようになりました。教会は天井のない木造でした。牧師夫妻の誠実な姿に感動し、勧められるままに洗礼を受けました。それからはますます忠実に教会に通い、雑用を手伝いました。

数年後、職を失い、落胆した私は郷里へ帰ろうと決心し、お別れのために教会へあいさつに行きました。ところが、「牧師館の横に離れが空いています。そこに来ませんか」と声をかけてくださいました。

迷いに迷いましたが帰省はやめました。新しい職場も見つかり、その後、結婚もでき、子どもたちも与えられ、クリスチャンホームを築くことができました。神様に従ってきてよかったと感謝しています。(90代 男性)