聖書から「たゆみなく祈る」

「 たゆみなく祈りなさい。感謝をもって祈りつつ、目を覚ましていなさい。」コロサイ人への手紙4章2節

 一年の計は元旦にありといいます。私たちはそれぞれ良いことを計画します。たとえば、健康管理について、今年こそ毎日ウォーキングを実践しようと思ったとします。これはすばらしい計画です。しかし、スタートすることは簡単ですが、それを継続することは全く違います。ある人にとっては数ヶ月も続けばいいところで、三日坊主の場合もあります。一年が経ち、12月になったとき、その計画をしたことも忘れてしまうことになりかねません。けれども、一年間ウォーキングを継続したとしたら、それは大きな祝福をその人にもたらします。今まで弱かった体、数値の悪かった点が大幅に改善され、その人に健康な体をもたらします。

 さて、聖書は祈りを継続することの難しさを語っています。祈りほど忍耐を求められることはありません。イエス様も失望しないで忍耐を持って祈るように命じています。パウロも上記のコロサイ人への手紙でたゆみなく祈りなさいと命じています。祈りはクリスチャン生活にとって重要です。その理由はいろいろあげることができます。しかし覚えていただきたいことは、祈りは神様によって応えられることです。イエス様の約束にこうあります。「 あなたがたは今まで、何もわたしの名によって求めたことはありません。求めなさい。そうすれば受けるのです。それはあなたがたの喜びが満ち満ちたものとなるためです。」(ヨハネの福音書16章24節)初代教会のクリスチャンたちは祈りに徹した人々でした。イエス様のお名前によって神様に祈り求め、祈り続けた人々でした。神様は彼らの祈りに豊かに応えて祝福を与えてくれました。今年、私たちは祈りの生活を一歩前に進めたいと思います。まず、一日5分、10分から始めて見ましょう。あなたにとって一番祈りやすい時、場所で、実践してみましょう。心に示されている身近な人のためにとりなしの祈りをささげましょう。(牧師 笠川徹三)