聖書から「日々主を賛美する」

「あなたの義のさばきのゆえに、私は日に7度、あなたをほめたたえます。」詩篇119篇164節                     

 神様を信じる者の日々の務めの一つは神様を賛美することです。上記の詩篇の作者は「私は日7度、あなたをほめたたえます。」と言っています。その意味は、一日7度に限定されているのではなく、日々賛美に満ち溢れた生活をおくることを願っているということです。日々神様を賛美することについて有名な聖書箇所はヘブル人への手紙13章15節です。そこにはこういわれています。「それなら、私たちはイエスを通して、賛美のいけにえ、御名をたたえる唇の果実を、絶えず神にささげようではありませんか。」 

神様は私たちに何を求めておられるのでしょうか。私たちが神様にささげるものの中で何を一番価値あるものと神様は認められるのでしょうか。その答えは賛美をささげることです。奉仕すること、献金をささげること以上に賛美をささげることが神様に喜ばれることです。それを日々行うことは、賛美が私たちの日常のことになることです。賛美することは特別なことではなく、日々賛美に満ち溢れた生活をおくることです。

 日々神様を賛美する理由は何でしょうか。その理由は神様が毎日私たちの重荷を担われているからです。詩篇68篇19節に「ほむべきかな 主。日々、私たちの重荷を担われる方。この神こそ 私たちの救い。」とあります。今日というこの日、私たちが命をいただき、健やかに過ごし、家族の交わりの中で生きることができているのは、神様が背後にあって私たちの重荷を担っていてくださるからです。また神様を賛美することは私たちの目を神様に向けさせます。私たちの考え、思いをイエス様の考え、思いへと導きます。たとえ、悪い状況の中に置かれたとしても、賛美は私たちをその悪いことの中で神様が愛なるお方であり、私たちのために最善をなしてくださるお方であることを思い起こさせるのです。日々神様を賛美することは私たちの祝福です。(牧師 笠川徹三)